江戸木版画 高橋工房 訪問8月の中旬に、東京文京区にある高橋工房様を訪問しました。 東京伝統木版画工芸共同組会理事長の高橋様に、じゃかぷろで江戸木版画のPRのお手伝いをさせて頂けないかお伺いしたところ、私たちを快く工房に招待して下さいました。 高橋工房の歴史や江戸木版画の特徴など様々なことを伺え、普段日本の工芸品に触れることの少ない私たち高校生にとっては、とても新鮮な時間でした。 高橋様によると、コロナの影響で「おうち時間」が増えたことがきっかけとなり、インテリアとしての浮世絵に興味を持つ若者が増えたそうです。 そのことを受け、じゃかぷろは高校生の視点を何らかの形で活かせないか相談させて頂いたところ、新しい浮世絵や関連する商品を考えるお手伝いをさせて頂けることになりました。 秋から本格的に活動を広げていく予定なので、新メンバーと一緒に、様々な案を生み出すことができればと思っています。 今後の活動の様子も随時投稿していきますので、是非ご覧いただければ幸いです。 Sidenote: 私は、海外の友達の一人が、自分の部屋に葛飾北斎の「神奈川県沖浪裏」を飾っていたことを未だに忘れられません。自分の中でずっと「渋い」と思っていた(良い意味で)北斎の傑作を、海外の同年代の子が知っていて、それを気に入っていたことがとても衝撃的でした。国外にいる私の同年代の子に、浮世絵の良さが伝わっていた。しかも、私が知らない魅力までも語っていた...このことがきっかけで、私は日本の浮世絵に興味を持つようになり、今回じゃかぷろでも、海外の方や若者に浮世絵をPRする協力をさせて頂けないかお伺いした経緯がありました。 Writer: あみ 高橋工房に展示されている作品の一部
0 Comments
熊谷ガラス工房&Canari モニター8月6日に、お世話になっている熊谷ガラス工房&Canari様を訪問し、じゃかぷろがモニターとしてワークショップを体験させて頂きました。 今回私たちが作成したのは、「フローラル・ドリームキャッチャー」というワイヤークラフトです。 はんだ付けというワイヤーを繋ぐ作業をしながら、作品の形を作っていきます。 ワイヤーをねじったり、繋いだりという工程の繰り返しなのですが、気づくと時間を忘れ、夢中で制作に取り掛かっていました(笑) 完成した作品がこちらです。 中央にある、クラックビー玉に光を通すと色が反射してとても綺麗です。 壁やドアに飾ったりと、お洒落なインテリアになりました。 このワークショップは、今後行うことを予定しているそうです。 皆様も制作してみてはいかがでしょうか? 熊谷ガラス工房&Canari 熊谷様へインタビュー7月中旬に、3月からお世話になっている熊谷ガラス工房&Canari様を訪問させて頂きました。 今回は、じゃかぷろがオーナーの熊谷様にインタビューという形で様々なお話を伺いました。 ガラス工房をオープンされるまでの背景や、これからの目標、今後コロナウイルスの影響で日本の伝統工芸品はどのような形に変化していくかなど、私たちが疑問に思っていたことを職人さんの目線で丁寧に答えてくださいました。 普段、高校生が職人さんにこのようなお話を聞ける機会は学校ではとても少ないと思います。実際、芸術の道という、私たちとは全く違う進路を選ばれた熊谷様のお話は、どれもとても新鮮であり、本当に貴重な時間でした。 インタビューの内容は、是非こちらからご覧ください。 「ファンタジーの方が人間に必要なのでは?」 私は個人的に、熊谷様がこう仰っていたことが印象的でした。工芸的な視点からファンタジーにつなげたいとお話しされていました。今の時代、テクノロジー化が進んでしまったせいで、より一層「こうなったらいいな、これあったら面白いんじゃないかな」という人間の発想が大事になってきていると思います。ドラえもんの道具まではいきませんが、このような発想が、これからの世界をさらに豊かにするのではないでしょうか。 Writer: あみ インタビューの様子
|
CategoriesAuthorライター 高松愛実
丹尾陽 古道茉奈 kono Anna Archives
December 2021
|